わたしはダマスコの貫の木を砕き、 アベンの谷から住民を断ち、 ベテエデンから王のつえをとる者を断つ。 スリヤの民はキルに捕えられて行く」と 主は言われる。
アッスリヤの王は彼の願いを聞きいれた。すなわちアッスリヤの王はダマスコに攻め上って、これを取り、その民をキルに捕え移し、またレヂンを殺した。
主は言われる、 「イスラエルの子らよ、 あなたがたはわたしにとって エチオピヤびとのようではないか。 わたしはイスラエルをエジプトの国から、 ペリシテびとをカフトルから、 スリヤびとをキルから導き上ったではないか。
バビロンの勇士たちは戦いをやめて、 その城にこもり、力はうせて、女のようになる。 その家は焼け、その貫の木は砕かれる。
その門は地にうずもれ、 主はその貫の木をこわし砕かれた。 その王と君たちはもろもろの国民の中におり、 もはや律法はなく、 またその預言者は主から幻を得ない。
見よ、あなたのうちにいる兵士は女のようだ。 あなたの国の門はあなたの敵の前に広く開かれ、 火はあなたの貫の木を焼いた。
占い師の上につるぎが臨み、彼らは愚か者となる。 その勇士の上につるぎが臨み、彼らは滅ぼされる。
あなたがたをあがなう者、イスラエルの聖者、 主はこう言われる、 「あなたがたのために、 わたしは人をバビロンにつかわし、 すべての貫の木をこわし、 カルデヤびとの喜びの声を嘆きに変らせる。
エラムは箙を負い、 戦車と騎兵とをもってきたり、 キルは盾をあらわした。
ハラン、カンネ、エデン、アッスリヤ、キルマデはあなたと取引した。
ヤラベアムのその他の事績と、彼がしたすべての事およびその武勇、すなわち彼が戦争をした事および、かつてユダに属していたダマスコとハマテを、イスラエルに復帰させた事は、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。
それはこの子がまだ『おとうさん、おかあさん』と呼ぶことを知らないうちに、ダマスコの富と、サマリヤのぶんどり品とが、アッスリヤ王の前に奪い去られるからである」。
オンとピベセテの若者はつるぎに倒れ、 女たちは捕え移される。
イスラエルの罪であるアベンの高き所も滅び、 いばらとあざみがその祭壇の上にはえ茂る。 その時彼らは山に向かって、 「われわれをおおえ」と言い、 丘に向かって「われわれの上に倒れよ」と言う。
ベテルを求めるな、 ギルガルに行くな。 ベエルシバにおもむくな。 ギルガルは必ず捕えられて行き、 ベテルは無に帰するからである」。